MRI検査
当院のMRI検査の特徴
当院では、1.5テスラMRI装置を導入しております。
当機は静音化技術(PianissimoΣ)を搭載しているため、あの独特の検査音が抑えられています。また、開口部が広く、内腔が高いため、これまで身体が大きい、痛みがあって仰向けになれないなどの理由でMRIを受けられなかった患者様でも検査可能で、胴回り160cm、体重200kgの方まで対応しております。横向きでも検査ができるので、首を伸ばしにくい患者様でも楽な体勢でいられます。
加えて、短時間に多くの信号が得られ、自動処理機能M-Power(患者登録から再構成・画像転送まで高速にナビゲートする機能)が備わっていることから、従来よりも検査時間が短くなっています。
さらに、体動補正技術(JET)や金属アーチファクト低減技術(VAT)によって、画像の鮮明化が得られやすい、撮り直しが少なくて済むといったメリットがある他、高い磁場均一性によって撮影範囲が55cm×55cm×50cmと広いため、周辺部まではっきりとした画像が得られ、両肩同時撮影や2回の撮影で全脊椎検査もできます。
どんなことがわかるの?
- 頭部……脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、くも膜下出血、水頭症、認知症などにおける脳萎縮の程度、血管の狭窄、動脈瘤の有無
- 頸椎、胸椎、腰椎……椎間板ヘルニアや脊髄腫瘍などによる脊髄の神経の圧迫状態(手足のしびれや冷感、運動機能障害の原因)
- 膝関節や肩関節、手足の関節……骨折や変形の有無、靱帯や軟骨の損傷
事前の準備や確認事項について
当院のMRI装置は、従来以上の精細な画像を得るために、磁場の強度が強くなっています。
そのため、安全に検査を行うための事前準備を徹底しています。
以下に該当する方は検査が受けられませんので、事前にご相談ください。
- ペースメーカーを使用している
- 体内に手術で入れた金属がある
- 刺青を入れている
- 歯科の矯正金具を使っている
※アイシャドウやマスカラ、アートメイクといったお化粧にも金属が入っているため、検査当日はノーメイクで検査を受けていただきます。
※コンタクトレンズを使用している方は外していただきますので、メガネや替えのコンタクトなどをお持ちください。
頸動脈エコー検査
ベッドに仰向けになった状態で両方の頸部にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる小さな機器を当てることで、頸の動脈(頸動脈)を観察します。
検査時間は10~20分程度です。
頸動脈エコー検査でわかること
動脈の状態(コレステロールによる血栓のせいで狭くなっていないか)、頭に向かう血流の状態(しっかりと働いているか、詰まって逆流していないか)、血管の厚さを検査することで、動脈硬化の進行具合がわかります。
費用について
検査料は5,500円で、保険の種類によって負担額が異なります。
自己負担額は1割負担で550円、2割負担で1,100円、3割負担で1,650円です。
動脈硬化検査
全身の動脈の硬さ、動脈の詰まりの程度を調べる検査で、血管年齢を知ることもできます。
特に高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、メタボリック症候群の既往がある方におすすめです。
4分程度で完了し、検査後はすぐに結果が出ますので、その場で医師の説明を聞くことができます。
費用について
検査料は1,300円となり、保険の種類によって負担額が異なります。
自己負担額は1割負担で130円、2割負担で260円、3割負担で390円です。